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サクラサクアカデミー第6期Day1 開催レポート(10/11)

経営者セミナー

新規事業の学校「サクラサクアカデミー」第6期が開講し、2025年10月11日にDay1が開催されました。

サクラサクアカデミーDay1の概要

日時:2025年10月11日 14時-17時(懇親会17時-18時) 
内容:アカデミーガイダンス/参加メンバー紹介/講義「新規事業の創り方」 
講師:山崎伸治先生

第6期は、大企業から4名、スタートアップの経営者や経営幹部、経営支援の専門家など12名、計16名のメンバーが集まり開講しました。

Day1では高森講師からオリエンテーション、山崎講師による講義が行われました

高森厚太郎氏

山崎伸治氏

受講生の思い・背景

本アカデミーの特徴は、大企業のメンバーと、スタートアップの経営者、経営支援の専門家などが混合のチームでビジネスモデルを考え、議論を進めていくことにあります。

今回の受講生からは、「子会社で新規事業に取り組む中でいろんな壁にぶつかっている」「独立コンサルタントとして経営者の新規事業立上げをサポートしていて、自分の言葉が届かないもどかしさを感じた」といった、現場での具体的な課題を持つ声が聞かれました。
一方で、「これまで経営者として手探りでやってきた。自分の経営者としてのスキルや視座を高めたい」「経験豊富な講師や受講生のみんなから学び、新規事業の成功確率を1000に3つから10に3つくらいまで上げたい」という、明確な成長目標を掲げる参加者も。それぞれが異なる視点や経験を持ち寄りながら、新規事業創出に向けて学びを深めていきます。

受講レポート

受講生による受講レポートで、Day1の様子をご紹介します。

■講義内容について

本アカデミーは、スタートアップ経営者とセブン&アイ・ホールディングスのメンバーがともにチームを作り新規事業を創出するプログラムです。Day1では「新規事業のつくり方」について講義が行われ、次の内容を学びました。

【ビジネスの本質と成功要件】
ビジネスの原点は「誰に、何を、いくらで売るか」であり、この解像度の徹底的な追求が成功に不可欠。顧客が「買う」と即決する価格設定を含めた具体的なアイデアに磨き上げることが必須となる。また、日本の「人口オーナス期」とAI進化による「時代性」という二つの大きな潮流を捉える必要がある。

【企業価値と大企業の課題】
企業経営者は、現在の利益だけでなく、将来の成長期待を反映した企業価値(時価総額)を見ている。大企業特有の課題である、創造性の欠如、既存事業との衝突、意思決定の遅さ等を克服し、時代の要請に応える物語を描くことで価値を最大化する。

【成功に必要な3軸】
成功には「社会性」→「独自性」→「経済性」の順序で満たすことが不可欠であり、事業単体だけでなく、既存事業への相乗効果も追求することが求められる。最後に、常識を疑い本質を突き詰めた事例として、高級焼酎「七古」の事例が紹介された。

■チームディスカッション

初対面でのチームディスカッションでは、まずお互いの事業会社の事業内容や取組み事例などを共有し、理解を深めることから開始しました。話題は海外での事業展開事例などからインバウンドまで。近年増加しているコンビニで働く外国人従業員の活躍の場をビジネスへ拡大する案や、インバウンド観光客のニーズが「有名観光地」から「地域に根差したディープな体験(三軒茶屋裏路地など)」へと深化しているという点が特に印象に残りました。
今回のディスカッション時間では具体案を出すところまでは行きませんでしたが、異なる様々な事業を経験したメンバーだからこそ生まれる新しい視点で、新規提案を模索していきたいです。

■次回に向けての思い

次回講義に向けて、さっそく「5つの事業アイデアを考えてくる」という課題が与えられているので、Day1の講義内容の復習、事前インプット動画を理解したうえで、事業アイデアを創出していきたいです。メンバーと提案しあうことについては、お互いの意見に忖度してしまうとは生まれないと思うので、例えば、考え方や提案に対して自分が納得できないことはきちっと納得できないと言い合うことを意識するなど、より良い提案にしていけることを意識して取り組んでいきたいです。

受講生の声

受講生の振り返りコメントより、一部をご紹介します。

【大企業メンバー】 

「社内で数少ない新規事業を扱う部署に所属していますが、同じ部署のメンバーでも新規事業についてここまで深く学んだ経験があるものは少ないと思います。
Day1だけでもすぐに取り入れられる内容が多く、自分が仕事の仕方を変えることを通して、チームに同じ考え方を持つメンバーが増えていくように働きかけていきたいと思います。また起業家の皆様と約半年間関わることができる経験も貴重なので、その熱量やマインドもチーム内に少しずつ伝えていきたいと思います」

ビジネスモデルテーマ・アイディア・モデルに分解すること、特にビジネスモデルはToDoであるべきというのは、非常にわかりやすく翌日から参考にさせていただきました。
自分がモノを買うときの判断について、無意識にしていることをシンプルに言葉にしてみようと思います。消費者としての無意識に判断していることは、自分がビジネス展開していくにあたって応用できることがあるのではないかと思いました」

【スタートアップメンバー 】

「Day1の講義では経験豊富な山崎先生からの「誰に何をいくらで売るのか」と言うシンプルな考え方が衝撃的だった。そして、これまで新規事業で感覚的にやってきたことが正解に近かったことを知り勇気をもらえました」

ビジネスはシンプルで、複雑に考えすぎるほどに本質が遠のき、シンプルに捉えるほどに可能性が広がるのだと実感しました。自分自身の『面白さの感度』を軸に、より自由で創造的に仕事をデザインしていこうと思いました。
机に向かって考え込むだけでなく、感性を刺激する体験やユーモア、惹かれるものに積極的に触れる。そして『なぜ惹かれるのか』『どこに魅力を感じるのか』を丁寧に言語化していく。それがそのまま、マーケティングや価値設計のロジックにつながっていく感覚を得ました」

このほか「アカデミー自体の講座構成や設計も非常に学びになりました。知識のインプットと実践の往復、全体設計のリズムや場づくりの工夫など、講座の進行そのものが生きた教材のようで、自分が講座をつくる際の参考にもなると感じました」といった、アカデミー全体に関する声も届きました。

サクラサクアカデミー第6期は2025年10月~2026年2月に開催いたします。
中間発表は2026年1月、最終プレゼンテーションは2026年2月に実施予定です。
これから本アカデミーや受講生の様子などお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!

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