サクラサクアカデミー第5期Day3 開催レポート(11/16)
サクラサクアカデミーDay3の概要
日時:2024年11月16日 14時-17時
内容:【新規事業企画検討】講義「仮説検証」/メンタリング
講師:高森厚太郎先生・山崎伸治先生
Day1、Day2の講義を踏まえ、いよいよ実際にチームで新規事業創りに取り掛かります。Day3での目的は、新規事業の立上げをできるだけ効果的、効率的に進めるために「仮説検証」を学ぶこと、チームごとに新規事業の事業テーマと方針を決めることです。
Day3からは、講義とメンタリングの2部構成となり、前半は講義・ワークを通して新規事業創出に役立つ知識やノウハウを学び、後半はチームに分かれて高森先生、山崎先生からのメンタリングを受けつつ新規事業について議論を進めていく形式となります。
受講レポート
受講生(大企業からの参加メンバー)による受講レポートをご紹介します。
■講義内容について
主に、次の2つのことを学びました。
①全体把握・深掘/MECEを意識してロジックツリーで論理的に分解
ロジックツリーを使い、漏れなく・ダブりなく(MECE感)問題の構図を可視化する事で、具体的な仮説を立て、検証する作業を繰り返し行い、事業を磨いて行くこと
②ワークプラン作成/期限、役割分担を決めて情報収集
①で立てた仮説に対し、どんな情報をどんなルートで確認し、誰が・いつまでに行うのかを具体的に定め、仮説検証の精度とスピードを上げること
■特に印象に残っていることや学び・気づき
同じチームのメンバーで一つの問題に対して様々な視点で深掘りが出来た事で、多くの仮説や気付きが生まれて行く事を実感しました。また、講義後のメンバーからの感想にもあった通り、「この半年間で何を得るのか?」を個人毎に問いかけ、ワークプランの1つ1つの項目に対して純度高く、取り組んで行くべきであると感じました。
■次回に向けての思い
あっという間にカリキュラムの半分が終わってしまう、という時間の無い中ですが、「誰に」「何を」「いくらで」を問い続け、独自性を追求した’’世の中をワクワクさせる’’ビジネスをチームメンバーと組み立てて行きたいと思っています!
【各テーブル2-3名のペアとなり、仮説検証のワークに取り組みました】
受講生の声
受講生の振り返りコメントより、一部をご紹介します。
◇経営者のメンバーから
「印象に残ったのはグループ内で対等に意見を交わせたことで、少人数でも組織として機能していると実感しました(社内では自分の一存で決まることが多く、対照的)。議論を重ね、方向性があらかた決まったことで、みんなで力を合わせて進めることへの期待感が高まっていて、仮説検証を含め、何事も事前準備が重要だと感じています」
「MECE、ロジックツリーというツールを活用して問題等を具体化、可視化していくことを体現できたことが印象に残りました。クライアントの話を聞くうえで『傾聴が大切』と言われますが、『傾聴』をより効果的に行うためのツールとしてロジックツリーを活用していきます」
【メンタリングでは、チームごとに新規事業について議論し、講師の二人から助言を得ます】
「ロジックツリーは会社員時代に使っていましたが、自分の事業では使ったことがなかったので、新しい学びを得た感覚です。フレームワークがすべてを決めるわけではありませんが、行き詰まった時や、より立体的に別の視点から見たい時に役に立つと感じました。
原因分析と打ち手の検討には有効で、同時に現場の声を聞き、一人ひとりの声から課題を特定することも重要です。その両輪を回すことが大切だと考えています」
「これまで、仮説・検証はコストがかかるもので、一定の規模で資金が潤沢な企業が行うものだと思っていました。今日の研修で情報収集と分析・検証は、やり方によってはそれほど費用をかけずに行えることを学んだので、今後必要になった際には、積極的に取り入れていきたいと思います」
「私たちはマーケティングの仕事で日々仮説検証を実践していますが、その本質は『目的達成のためのアクションを、より効果的に効率的に進めるための技術』だとわかりました。
この技術は新規事業開発だけでなく、普段の仕事でも重要だと思うので、今後は自社でもMECEやロジックツリーを使って問題改善に取り組み、問題の本質とその改善を的確にとらえていきたいです。
仮説検証の技術を磨くほど、会社全般も、SNS運用も、成功確率や成功のスピードが向上していくだろうと感じていて、社内でロジカルシンキングの研修等を取り入れ、仮説検証が得意な社員を増やしていきたいと考えています」
◇大企業からの参加メンバーから
「ロジカルシンキングは、初めの問いをどう設定するかが重要だと思った。本質からズレてしまうと、出発点に戻るまで時間を要してしまう。一方で、本質への納得性も必要。クイックに行き来しながら、ブラッシュアップできるようにしていく。
コミュニケーションや共感に関して、ことばの概念ひとつとっても共通の概念を持っているとは限らないため、その違いを如何に一致させて議論していくかによって、解像度の高さや深さ、奥行きが違ってくると思ったので、その力を磨いていきたい」
など、チームでワークに取り組むうえでの課題や、論理的思考・ロジックツリーを自身のビジネスや会社での仕事に活かしたいというコメントが寄せられました。
さいごに
サクラサクアカデミー第5期は2024年10月~2025年2月に開催中です。引き続き本アカデミーや受講生の様子などお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!