サクラサクアカデミー第5期Day2 開催レポート(11/2)
サクラサクアカデミーDay2の概要
日時:2024年11月2日 14時-17時
内容:【新規事業企画立案】講義「アイデアの揉み方」
講師:高森厚太郎先生
Day1で学んだ経営者の在り方を踏まえ、Day2は新規事業企画立案の方法を理解し、実践する方法を身につけていきます。今回の講義では、ベンチャー企業の外部CFOとして活躍中であり、新規事業、ビジネススクール講師の経験を豊富に持つ高森厚太郎先生が講師を務めます。
受講レポート
受講生による受講レポートをご紹介します。今回は大企業からの参加メンバーによるものです。
■講義内容ついて
新規事業は企画期(探索、テストマーケ、計画)開発期(事業立上)、離陸期(事業化)の3つのフェーズに分かれるという事。イノベーションと「新結合」、ありものに何かを掛け合わせる事であるという事。全く新しいサービスではなく、「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」それらを創造する行為である事。イノベーションは持続的と破壊的の2パターンがあることや、知の探究と知の深化の話もありました。日本企業は深化に傾きがちだが、探求が重要であり、まさに両利きの経営が必要であるという事を学びました。
■特に印象に残っていることや学び・気づき
チームではサクラサクアカデミーの開催日以外も連絡を取り、積極的に打ち合わせを実施しています。今回のチームワークをするにあたり、事前に新規事業案を5つ考えるという宿題に対し、メンバーの意見を確認し、その中でどれを選択すべきかを検討しました。その際、みんなが同じくらい考え抜いた提案を持ってきた事が印象に残りました。まだ出会って間もないメンバーだが、同じ方向を向いて考えてくれている事に非常に驚き、嬉しかったです。
■次回に向けての思い
次回までにチームで実施していく新規事業案をみんなの中で腹落ちさせ、それに伴うリーンキャンバスを作成してきます。その為にチームでも別途時間を取って集まります。
また、各回の振り返りをチーム4名全員で最初に提出しようと決めて実践中です!
受講生の声
受講生の振り返りコメントより、一部をご紹介します。
◇経営者のメンバーから
「イノベーションにおいて知の探究、知の深化の双方が必要な中で、知の深化の重要性ばかりに目がいってしまっていましたが、知の探究も常に必要な点が勉強になりました。
また、グループワークにおけるスピード感の大切さから、新規事業における意思決定のスピード感を痛感いたしました」
「イノベーションが、必ずしもゼロから生まれるわけではなく、既存の事業や技術の組み合わせからも生まれ得るという視点が印象的でした。特に、事業と事業、事業とシーズ技術の連携によって、思わぬ形で新たな価値が創出される可能性を考える機会となりました。
さらに、多様なバックグラウンドを持つメンバーと協力する際、それぞれの強みを生かし、互いに補完し合うことで、新しい発想や効果的なアプローチが生まれる可能性を感じました」
「Day2は全体のスピード感が早く、ついていくのが必死でしたが、事業を組み立てる上での全体の輪郭を掴むことが大切だと感じました。リーンキャンバスのフレームなど知らないものが多く、とても学びが多かったです。フレームワークは個人の頭の中の整理はもちろんですが、意見をまとめて共有するためにとても都合が良く、チームメンバーの思考を効果的に揃えることができそうです」
など、イノベーションについての理解の深まりやフレームワークを使って事業を考えることの効果についてのコメントが寄せられました。
◇大企業からの参加メンバーから
「本日の講義内容は常に社内で求められていることであるので、早速、社内のチームメンバー間でも本日の学びを共有し自分の言葉で話せるようにしていきたい。
イノベーションとは常に最先端の格好いい誰も成し得ていないものを生み出さなければならないのではないかという一種のプレッシャーを感じていたが、『課題を感じているコトなどに対して、どのような組み合わせをすれば解決でき、ユーザー満足度を得られるのか』という考えをすることで、より柔軟は発想でいいのだと、いい意味で軽い気持ちで取組める環境を提供することが必要であると感じた」
「実際に新規事業に携わっている為、誰に何をどうやっていくらで提供するのかという点、BMC(ビジネスモデルキャンバス)やリーンキャンバスのフレームワークなどの新規事業の考え方の基本を活かし、企画の段階でフレームワークに落とし、整理していく手法を取り入れていきたい」
「グループワークでは本日はビジネス検討に向けた初回という事もあり、時間が足らないくらいのディスカッションができ、非常に有意義な時間となり、共創する上では、皆の認識や方向感を合わせていくことが非常に重要だと認識した」
など、新規事業を考えることの本質や、コミュニケーション、チームでの検討の具体的な進め方に言及するコメントが寄せられました。
【各チームのワークの様子を見た山崎先生からのメッセージもありました】
サクラサクアカデミー第5期は2024年10月~2025年2月に開催中です。引き続き本アカデミーや受講生の様子などお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!