サクラサクアカデミー第4期Day5 開催レポート(12/16)
新規事業の学校「サクラサクアカデミー」第4期のDay5が、2023/12/16に開催されました。(当アカデミーはプレセアコンサルティング株式会社と株式会社サクラサクの共催です)
サクラサクアカデミーDay5の概要
日時:2023年12月16日 14時-17時
内容:【新規事業企画検討】講義「プレゼンテーション」/メンタリング
講師:高森厚太郎先生・山崎伸治先生
Day5の「プレゼンテーション」の講義では、普段何気なく行っている「ビジネスにおけるコミュニケーションの目的とは何か」という点に意識を向けることから始まります。その後、プレゼンテーション資料の作り方から発表の仕方まで、具体例や演習でのアウトプットを交えて分かりやすく解説されました。
Day3、4同様、今回も講義の後の後半はメンタリングの時間です。Day4以降の2週間チームでもんできたビジネスプランについて、次回Day6中間発表に向けて、チームごとに高森先生、山崎先生からのメンタリングを受けつつ、ビジネスプランの方向性を確認したり、さらに磨き上げるポイントを探っていきます。
受講レポート
受講生による受講レポートをご紹介します。今回は大企業からの参加メンバーによるものです。
■講義内容について
DAY5の講義はプレゼンテーション。講義の重要なPOINTは以下のとおりです。
①ビジネスにおけるコミュニケーションの究極の目的は「相手に自分のしてほしい行動をしてもらうこと」。プレゼンテーションでは「聞いてもらう」「理解してもらう」だけでなく「納得・共感してもらう」ことがより良い結果に結びつかせるために非常に重要である。
②「納得を作り出すコミュニケーション」のプロセスは、
・イシューを正しく理解する
・相手に伝わるようにメッセージを組み立てる
・もっとも伝わりやすい方法でメッセージをデリバリーする
の3つのプロセスで実施する
③良いプレゼンテーションには2つのポイントがある。
・コンテンツがしっかりしている
主張が具体的でロジックが通っている。ピラミッドストラクチャーを意識した構成。1スライド1メッセージ。
・発表の仕方がうまい
「これをどうしても伝えたい」というイイタイコトを持っている。時間の把握をしている。何が起きようと動じない心構え
■特に印象に残っていることや学び・気づき
山崎さんのアドバイスの中で、『中間発表では資料をつくることにこだわりすぎないこと。資料が整っているかより、チームメンバーでもっともっと議論をして、誰の何を解決するのか、どうやって解決するのかを深堀してください』という言葉が印象に残りました。
チームでまとめてきたテーマに関して、期限への焦りから、課題や顧客の深堀が中途半端なまま、ソリューションやコスト収益など先に進もうとしていたことに気づき、今回はもう一度、中間発表前にメンバーの意識合わせをするため、「誰に?何を?いくらで?」を再度議論する事に集中しました。
■次回に向けての思い
次回は中間発表です。まだまだメンバー全員でどんなビジネスモデルにするのか、共通認識が取れていないので、中間発表までできる限り集まって議論をまとめて中間発表に自信を持って臨めるように準備をしていきたいです。
◇経営者のメンバーから
「今回の講義では、普段と違うメンバーと一緒に取り組むワーク実習をした。メンバーが変わると相談の雰囲気や視点が全く変わって、面白いと感じました」
「自分の事業(医療機器開発)で、『顧客は誰か、顧客のペインは何か、なぜ今まで市場にその製品が出ていないのか、過去に出たものがなぜ売れなかったのか、今までの製品とどう違うのか、いくらなら買って頂けるのか、どれくらいの市場規模があるのか』など、今までアカデミーで学んできたことをベースに資料を作成し開発チームの方で相談していました。そのおかげで、事業会社との交渉で先方の質問に答えられ、開発と製造販売の提携が進められそうです」
「講義はプレゼンテーションだけでなく、ビジネスにおけるコミュニケーションの場に広く活用できる内容であった。『結局何を言っているのかよくわからない』状況を脱し、結論から簡潔に伝えられるようなコミュニケーションの仕方を目指していきたい」
◇大企業からの参加メンバーから
「自分自身の考えや目標を明確にした上で、端的に物事を伝える話し方、また受け手の立場にたったプレゼンや対話を心がけていく。結果として、相手に自分のして欲しいことを伝えるだけでなく、行動してもらうことを目標とする。
プレゼンは独りよがりにならぬよう、自分自身に対しても、結果を求めていきたい」
など、チームでのワークに関することから、個人の仕事にどう学びを活かすかまで、様々なコメントがありました。
サクラサクアカデミー第4期は2023年10月~2024年2月に開催中。
次回Day6は「中間発表」となります。引き続きレポートをお楽しみに!