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アカデミー 第2期Day4 開催レポート

経営者セミナー

サクラサクアカデミー第二期 Day4 開催レポート

<新規事業の学校「サクラサクアカデミー」Day4が開催されました>

日時:2021年12月4日 14時-17時

内容:【新規事業企画検討】講義「事業計画」/メンタリング

講師:高森厚太郎先生・山崎伸治先生

2021年12月4日サクラサクアカデミーDay4。

各チームで考えた事業モデルが白紙に戻り、新規事業立ち上げの難しさに打ちのめされたDay3から3週間。受講生同士の関係性もすっかり出来上がり、リラックスした様子でサクラサクアカデミーDay4はスタートしました。チームで企画した新規事業の事業計画を手にしながら、自信と不安が入り混じる受講生の表情からは、前回の講義での学びと反省を受けてチーム内で多くの議論を尽くし、各々で悩み考え抜いてDay4に臨んでいる姿勢が伺えました。

今回も前半に高森先生による講義、後半に山崎先生、高森先生のメンタリングという流れで進められます。

Day4では、事業計画の具体的な作り方や、押さえるべきポイントについて講義を通して学び、各チームの事業テーマと事業方針についてさらに検討を進めていきます。

まずは山崎先生によるイントロダクションです。

「世の中の物事は全て多面体。凝り固まらずいろんな角度から多面的に物事を見て考えていくことが大切。大企業とベンチャーがチームとなって新規事業を企画していくサクラサクアカデミーでは、ベンチャーの視点から、大企業だけではできないエッセンスを入れることに意味がある。ベンチャーとして磨き上げるところは磨き上げ、大企業のソリューションと掛け算することが近道となる。それぞれのチームのテーマに関して、総合的にレバレッジを掛けられるような戦い方を考えて欲しい」

と、本アカデミーでの新規事業創出のポイントが語られました。

高森先生の講義では、事業計画の具体的な作り方、実際に事業計画を作っていく中で押さえるべきポイントが話されました。

  

そもそも事業計画とは何なのか、どういう要素で構成されているのか、どういう意義を持つものなのか。

講義の中では、事業計画とは事業の実行までを想定したもので、ビジネスプラン、実行計画、数値計画の3つのパートで構成されることに始まり、各パートを構成する要素やその具体的な内容、「あるべき事業検討」とはどのようなものかについて説明されました。

スピード感ある講義の中で、2つの事業計画が解説され、受講生は具体的な事例や表現に触れつつ理解を深めていきました。

「数字という『具体』で考えることで対象事業について『生々しく』考えることができる。ビジネスモデルをクイックに検討し、早期に数字計画でシミュレーションを行うこと。コンセプトと数字計画を何度も往復して現実可能性について理解を深めることで、リスクの所在が明らかになり、その計画の蓋然性を高めていくことができる」

と、高森先生からは事業計画を数字で捉えることの意味とその重要性が伝えられました。

質疑応答の場面では受講生から積極的に手が挙がり、質問が投げかけられます。

  

「事業計画の中で、ミッションはどの段階で検討したのか。どういう順番で計画を組み立てて練っていけばいいのか」

「事業計画は2年目3年目も作った方がいいのか。変えたくなった時に作り直すのか」

「ベンチャーが圧倒的に差別化できるポイントはなかなか見つからない。具体的にどうしたら良いのか」

次々あがる率直な質問から、「事業を前向きに理解し、より良いサービスを作っていきたい」という受講生の想いが感じられました。

講義の後は各チームに分かれ、前回決めた新規事業のテーマについて事業モデルをさらに揉んでいきます。

  

高森先生、山崎先生が各チームを回り、チームの事業計画の進捗とアイデア、課題を確認していきます。先生方はアイデアに対して躓いているポイントを明確にし、競合や既存のサービスとの比較も交えつつ、各チームの事業がより面白く、より現実的になるヒントを伝えていきました。

  

先生方の助言を受けて、事業モデルの方向性が間違っていないことを確信して自信を持って歩み出すチームもあれば、時間を費やして考えた事業モデルが他社からリリースされたことを知り打ちのめされるチーム、前回から進めていないことに焦りを感じているチームもありました。

チームそれぞれの形で苦しみ、もがき、それでも前に進もうと考え続ける姿勢が印象的でした。

メンタリング終了後の振り返りの場面で、山崎先生はこう話します。

「どのチームも方向性が見えてきた。それぞれの背景も事業も全く違う中、大変な作業を乗り越えてよくまとめてきたと思う。そしてこれから事業計画を詰めていくうえで、一人のお客さんが買う、というものでないとビジネスにならない。圧倒的に欲しいと思わせるサービスをこれからさらに練ってほしい」

Day4を終え、受講生も講義とチームで持ち込んだビジネスプランを振り返りました。

「事業計画をきちんと作る重要性を理解した。15年前に書いて以来事業計画書を書いていなかったので、胸が痛くなった」

「今まさに自分の事業で大手の参入に悩んでいる。本日の講義では、大手が参入してくる時にどうするかについても勉強になった」

「他社がリリースしていて、せっかく考えたビジネスプランが白紙に戻ってしまった。しかしそのおかげで新しいアイデアが生まれた」

「一度考えたビジネスプランを2日、3日おいて再度見直すことの重要性に気づけた。これからもチャレンジャーとして頑張っていきたい」

何度も振り出しに戻りながらも、めげずに思考し続け、確実に前に進んでいることを実感する受講生。

これからは年明けの中間発表に向けてさらにペースを上げて、事業内容を詰めていきます。

このサクラサクアカデミーからどんな価値が生まれるのか。さらに楽しみになるDay4となりました。

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