サクラサクアカデミー第4期Day6 開催レポート(1/13)
新規事業の学校「サクラサクアカデミー」第4期のDay6が、2024/1/13に開催されました。(当アカデミーはプレセアコンサルティング株式会社と株式会社サクラサクの共催です)
サクラサクアカデミーDay6の概要
日時:2024年1月13日 14時-17時
内容:新規事業企画【中間発表】
講師:高森厚太郎先生・山崎伸治先生
Day6ではいよいよ、これまで各チームで考えてきた新規事業の「中間発表」の機会です。今回はオンラインながら、オーディエンスの中には大企業側からのオーディエンスを迎えて、普段とは異なる環境での開催となりました。
チームごとに、年末年始も含めて議論を重ねてきて、渾身のプレゼンが行われました。
それでは、この中間発表は受講生にとってはどんな経験だったのか、講師からの講評で印象に残っていることは何か、ぜひ受講レポートをご覧ください。
【各チームの発表後に、講師から「投資家として」鋭い質問、指摘が飛びます】
【リアルなピッチ場面で求められる思考の深さ、発表者としての態度なども示されます】
受講レポート
受講生による受講レポートをご紹介します。今回は大企業からの参加メンバーによるものです。
■講義内容について
冒頭、山崎先生より「以前から言っている通り、クイック&ダーティーの繰り返しこそリアルなものを作っていくには有効であり、形に落しこむ経験により、何が落とし込めているのか、いないのかが明確に分かる。また、今回の中間発表については、講師視点ではなく、投資家観点で向き合うので、自社の将来をかけて投資家にプレゼンするつもりで臨んでほしい」というメッセージで始まりました。
4つのチームからは、食と健康に関する課題を解決するアプリケーションや、マッチングサービスなどの提案が発表されました。
講師のお二人からの質疑応答では、「競合調査でどのくらい深堀りが出来たか」「企業の福利厚生として提供する場合、既存のサービスより優れている点は何か、経営者の目線で考えているか」「市場規模はTAM、SAM、SOMで考えられているか」といった質疑がなされました。
■特に印象に残っていることや学び・気づき
今回の中間発表において、自分自身にとって、チーム全体にとって、何が足りていないのか、何が自分たちにとっての強みなのか、そして、投資家の方々へのプレゼンとして、何が足りていないのかがより明白になりました。
■次回に向けての思い
3月2日に控えた最終提案へ向けて、今の自分(たち)に足りない知識や視野、視点、また競合する既に世にでている事業との違い、優れている点をしっかり把握していきたい。
研修で出会った仲間と数多くの議論を交わし、投資家の皆さんに感動いただけるプレゼンになるよう、最後まで真摯に向き合っていきたい。
受講生の声
受講生の振り返りコメントより、一部をご紹介します。
◇経営者のメンバーから
「競合他社に当たり前に真似をされたりする中で、自分たちの事業の強みは何か?という点は磨いていきたい。社内でも「『真似をされて悲しい、、』と嘆くだけではなく、その上で他の追随を許さない優位性を磨くには何ができるか? を検討するような話し合いを行うようにしたい。
自社の独自性(強み)は、経営陣だけでなく社員一人ひとりが意識することでより良い組織になると思う。また、会社のビジョンを大きく持つことばかりに注力しすぎず、『この商品は自分が本当に魅力的だと思うか?』という観点は忘れないよう、営業部隊にも喚起していきたい」
「中間発表を経て、まだお互いに遠慮している、詰めきれていない部分があることに気づいた。もっとチームメンバーの4人で議論を重ねて、磨き上げていきたい」
「他のチームの発表を伺っていて、自分だったらどんな観点で見るかなと考える機会になった。また、他のチームへ向けた先生方のアドバイスは自分たちにも活かせることもあったので、最終発表に向けて今後もチーム一丸となってやっていきたい」
「実際にプレゼンをしてみて、自分たちはどこが準備不足だったのか、考えが足りなかったのか明確になりました。今日のアドバイスを受けて、次回は投資してもらえるような事業に磨き上げる自信ができたので、次回に期待してください!」
◇大企業からの参加メンバーから
「講師から『自分だったら買うか?』と問われて、その判断をできるだけのリアルさに欠けていること、サービス内容に曖昧さがあったことがよくわかった。この1カ月の準備でチームワークはできてきたと感じているので、残り1か月チームメンバーで頑張って形にしていきたい」
「今回の事業は、チームメンバーの一人が出した案だったが、しっかり自分事として考えることはできている。この事業で投資家の方に説得力を持って話せるように、メンバーが同じ方向を向いて詰めていきたいです。『独自性の深堀り』が特に大事だと思ったので、ワイワイガヤガヤ話しながら決めていきたい」
最終発表に向けて
受講生は、オンラインながら緊張感のある空気の中でのプレゼンテーションを実施し、さらに質疑応答では講師陣からの鋭い質問や指摘に対して回答するなど、普段の講義とは異なる刺激あふれる回となりました。
講師陣からの講評と、各自の振り返りの後、山崎先生から「あと1ヶ月あるので、ここからが本番。事業として面白いかどうかも大事だし、高森先生が示した要素に分解して考えることも大事。最終発表では、投資家が思わず投資してしまうような魅力的なプレゼンを期待しています」とエールが送られました。
次回Day7は山崎伸治先生による講義「巻き込み方」とメンタリング。
経営資源の中でも人をどう巻き込んでいくのか、実際に事業を推進していく際に欠かせない観点を吸収していきます。
各チームでは、次回Day7を経て、最終発表に向けてさらにビジネスプランのブラッシュアップを進めていきます。
サクラサクアカデミー第4期は2023年10月~2024年2月に開催中。最終発表まであと少しとなりました。どうぞお楽しみに!