アカデミー 第1期Day3 開催レポート
<2020年11月7日、新規事業の学校「サクラサクアカデミー」Day 3が開催されました。>
日時:2020年11月7日 14時-17時
内容:新規事業企画・立案
講師:高森厚太郎氏(オンライン参加)、山崎伸治氏
”経営者として”新規事業を考える「在り方」と「やり方」。
2回の講義を終え、ここからが本番。
参加者のマインドセットを「経営者」へ導く為に前回までとは違う空気でイントロダクションは進んでいきました。
外的要因により、上手くいかない事が多く起こるのは当然。
やり方だけを学んでいても、昨今のような状況になればすぐに衰退してしまいます。
どんな状況でも必要なのは経営者としての在り方を365日、24時間考えるという山崎伸治氏の話から受講生達の表情が変わっていきました。
「成功にも要因があり、失敗にも原因がある。」
因果関係をとことん突き詰めて考えを深掘りすること。
日常でも今、爆発的に流行っている物・事に対して、どこからの視点で見るか?
自身の探究心の軸はどこにあるか?
受講生による本日の振返り発表の中でも、多くの人がこの話の真意に気付かされたように感じました。
北海道からオンラインで登壇した高森厚太郎氏からは、前回のDay2で学んだ「やり方」のポイントについての振り返り。
新規事業において考える要素は数あれど、「まずは『誰に』『何を』を考え抜くこと、伝わる形にすること」を頭に叩き込んで、いざ、グループに別れての新規事業の企画・立案スタート。
合言葉は
「誰に」「何を」「いくらで」「どのように」「どこで」売るか??
「面白いか?面白くないか?」
「色気があるか?」
細やかに設定されたタイムスケジュールに則り、チームでの話合いが進みます。
時間配分に苦戦するチーム。
上手くプレゼンできない人。
強い想いが溢れ出てしまっているだけの人。
リーダーシップを発揮する人。
他者を励ます人。
ただただ、気を回している人。
様々な人間模様の中、時間は進んでいきました。
4つのチームの光景は様々で、世代の違いがあるからこそ生まれる議論。
大企業で培われた感覚と、 ベンチャーの感覚の化学変化から生まれた議論。
性別による経験、感覚の違いから生まれる議論。
個で考えてきた課題の先にこんな方程式があったのかと驚く様子も見受けられました。
自分の推し企画が意外と響かない一方、些細な問題定義が響くという、サクラサクアカデミーならではの「あるある」も随所で見受けられました。
問題定義されている話題も様々で、食品ロス、女性の社会進出サポート関連、終活、美容健康等。
「あったらいいな!」の共感や個々のバックボーンの違いによる、切り口の違う発想が飛び交う時間が続きました。
但し、マネタイズできなければ事業として成立しないという現実があります。
チームごとの発表でも今までと違う受講者の表情が見受けられました。
3分と設定されたプレゼン時間を上手く使いこなせない人、2分の質問タイムの使い方に苦戦する場面もありました。
「悔しい」という表情。
「はっ」と素直に自分の足りなさに気づく人。
「甘かった」「今日もまたくらった!!」「なぜだ?」
キラキラとした目で今日の感想を語り合う受講者の姿から更なる可能性を感じたDay3でした。
細部(ディテール)に神は宿る。