サクラサクアカデミー第6期Day5 開催レポート(12/20)
新規事業の学校「サクラサクアカデミー」第6期のDay5が、2025/12/20に開催されました。
サクラサクアカデミーDay5の概要
日時:2025年12月20日 14時-17時
内容:【新規事業企画検討】講義「プレゼンテーション」/メンタリング
講師:高森厚太郎先生・山崎伸治先生
Day5の「プレゼンテーション」の講義では、普段何気なく行っている「ビジネスにおけるコミュニケーションの目的とは何か」という点に意識を向けることから始まります。その後、プレゼンテーション資料の作り方から発表の仕方まで、具体例や演習でのアウトプットを交えて分かりやすく解説されました。

Day3、4同様、今回も講義の後の後半はメンタリングの時間です。Day4以降の2週間チームでもんできたビジネスプランについて、次回Day6中間発表に向けて、チームごとに高森先生、山崎先生からのメンタリングを受けつつ、ビジネスプランの方向性を確認したり、さらに磨き上げるポイントを探っていきます。
サクラサクアカデミー当日以外にも、予定を合わせてディスカッションやリサーチなどの作業を各チーム進められていて、メンタリングではチームで作成した資料を共有しながら現在の課題についてディスカッションしたり、次に考えるべきこと等について質問・助言をもらう姿がありました。
受講レポート
受講生による受講レポートをご紹介します。
■講義内容について
本講義では、年明け早々に行われる新規提案にむけたプレゼンテーションの講義でした。プレゼンの究極の目的は『聞き手に、自分の望む行動を自発的に取ってもらうこと』にあり、 単なる情報伝達ではなく、相手の状況や心理を深く考慮し、納得と共感を創出するコミュニケーション設計が不可欠だという下記3点を学びました。
1. 本質的な内容を優先する
多忙な決裁者を前にした際、資料の体裁を整えることよりも『誰に・何を・いくらで』というビジネスの根幹を明確に伝えることが最も重要で、 冒頭数枚のスライドで『聞く価値がある』と思わせるストーリー構築を考える。
2. ロジカルでシンプルな構成
説得力を高めるために、 『ピラミッドストラクチャー』を用いて一貫したストーリーを作り 『ワンスライド・ワンメッセージ』の原則に従って情報を絞り込むこと。
3. 表現方法の最適化
同じデータでもグラフ、表、イラスト、コメント引用など、伝えたい内容に応じて最適な形式を選択することでメッセージのインパクトは劇的に変わる。
■特に印象に残っていることや学び・気づき
我々のチームでは今まで検討していた提案を一度ゼロベースで再検討した新しい提案を講師にぶつけました。結果として『アイデアのスケールの小ささ』に対し厳しい指摘をいただきました。特に印象的だったのは、自社リソースを前提とした『忖度』や、既存事業の延長線上にある『業務改善』レベルの提案では投資家の心は動かせないという点です 。単なる『社内の改善案』に留まらないよう制約を外し、ターゲット顧客を明確に定義して『本当に買うか?』を問い直し、より革新的なアイデアをゼロベースで再検討していく必要性を再認識しました。
■次回に向けての思い
『誰に何をいくらで売るか』というビジネスモデルの核心部分が、お題目にならないようにチーム内で議論を深め、一度すべての制約を外し、社会課題をゼロベースで考え、顧客が『本当にお金を払うか』を問い直し、この年末年始は新規提案を数百件考えるくらい悩まなければならないと思います。


受講生の声
受講生の振り返りコメントより、一部をご紹介します。
【大企業メンバー】
「『良い資料=情報量が多い』という発想から、『良い資料=意思決定を前に進める資料』へ視点が変わった。抽象語に頼らない説明が増えることで、 企画や提案そのものの解像度が上がる。結果として、合意形成や実行までのスピード向上につながることを意識して行動していきます」
「話す内容以上に、相手の意思決定プロセスをどう導くかが重要。どこで腹落ちし、どこで迷いが生まれそうかを事前に想像することが、プレゼンの質を左右することを理解した」
「プレゼンテーション後に自分やチームがどのような結果を得ることがゴールなのかを明確にし、聞き手の立場や関心 事を想像しながら資料の仕立てを考えていきたい。
またスライド作成はこれまで我流だったが、今回の学びを活かすことでより伝わりやすい資料になると感じた。オンラインでプレゼンする際はアドバイスをいただいた通り、一定の縛りを設ける、よりシンプルな内容にして伝えていく、といった工夫を加えて少しでもリアルと近い環境で実施できる工夫を取り入れていきたい」
【スタートアップメンバー】
「『自ら進んで行動してもらうこと』が印象に残りました。納得、共感も大事だが、『自ら進んで行動してもらう』には具体的なベネフィットやアクションを明示することが重要だと感じました。また、特に大手クライアントや高級商材を扱う場合は、場所やタイミングまでこだわっていく必要性があると思います。
これから、来年設立する製造業支援のスタートアップについて事業計画書を作成し、大手企業のCVCやそのプログラムへのアプローチをしていきます。今回学んだポイントはそのまま資料づくりに活かしたいです」
「納得・共感を得るプロセスの順番が明確になりました。 ①相手の状況理解(置かれている制約・期待・評価軸) ②ロジカルに組む(ピラミッド:結論→根拠→具体) ③伝え方(非言語・空気・表情) =「中身で勝って、届け方で仕上げる」。“スライドの質”が上がると、意思決定の速度が上がることで、結果的に事業の推進スピード(=勝ち筋)が上がる。 これが、地味に一番大きな効果だと考えました」
「プレゼンは話し方が上手かどうかよりも、相手に何をしてほしいのかを先に決めているかどうかなのだと思いました。 あれもこれも伝えようとすると、結局何も残らない、というのがすごく腑に落ちました。説明が増えるほど親切だと思っていましたが、それが逆に相手を迷わせていたかもしれないという気づきがありました。今後は伝えることを絞ることで、受け取る側が動きやすくなって、結果的にお互いに楽になる関係が増えそうです。」
など、チームでのワークに関することから、個人の仕事にどう学びを活かすかまで、様々なコメントがありました。

